ひろぽん

クリード チャンプを継ぐ男のひろぽんのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ロッキーシリーズ新章突入
『クリード』1作目
ロッキーのライバルであり親友だったアポロ・クリードの隠し子アドニス・ジョンソンを主人公にした物語。


冒頭で知るポーリーの死、残されたのはロッキーとペットの亀カフ&リンクだけとなってしまった。
ファイナルで和解したと思われたジュニアはカナダへ行ってしまい、寂しそうに孤独にお墓でズタボロの椅子に座るロッキーの姿が切ない。


ロッキーも驚きのアポロに隠し子がいたという新事実や、ロッキーとアポロの2人だけで対戦した秘密の3戦目でアポロが勝利していたという事が明かされる。

貧困3流ボクサーのロッキーとは違い、若くして大企業に勤務しお金もあり不自由のない生活をしていたアドニスが夢のため全て捨てボクサーへの憧れを抑えきれず挑戦していくという対称的な主人公の違い。
『ロッキー』のオマージュがあり、ロッキーファンなら楽しめる演出が良い。

ロッキーがアポロの息子のトーナーとなる展開は熱い。最初頑なに拒否してたのは過去のトミー・ガンの失敗があるからだろうと思う。

ロッキーは癌と闘い、アドニスは王者と対戦するという展開は燃える。
クライマックスの試合は本当のプロボクサーを使い血が流れる長回しのカメラワークで、臨場感のある試合は鳥肌たった!!
現在風になった入場シーンやHIPHOPの音楽は最高にイカしてる!

アドニスがビアンカと愛を育むシーンも良かったな。ビアンカのキャラはエイドリアンと違った雰囲気の魅力がある。


マイケル・B・ジョーダンがJORDANの服装でトレーニングしてるのは面白い。
集団でウィリーするシーンカッコよすぎやん!🏍

懐かしいフィラデルフィアやロッキー像が再び観れたのは最高に嬉しい。
本当に2人のチャンプの意志を継ぐ者だった!
最後美術館前の階段をロッキーとアドニスが登るシーンは最高!

ロッキーシリーズを観てからの鑑賞をオススメする作品。ただの景色や人物に見えるものも見え方が180°変わると思う!


“選択肢は常にある。”
ひろぽん

ひろぽん