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エイリアン:コヴェナントのTSのレビュー・感想・評価

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)
3.5
【『プロメテウス』の鑑賞は必須】75点
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監督:リドリー・スコット
製作国:アメリカ
ジャンル:SF・ホラー
収録時間:122分
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2017年劇場鑑賞69本目。
エイリアンの前日譚である『プロメテウス』の続編。確か4年程前に見た『プロメテウス』は唖然となるほど面白くなかったのを覚えていますので、あまり期待しないで鑑賞。色々ツッコミたいところはありますが、『プロメテウス』よりかは数段面白かったと思います。というか、これはもうエイリアンが怖いというより…て感じなので評価が分かれそうですね。

時は2104年。2000人ほどの入植者を乗せたコヴェナント号は人類の新天地となる「オリガエ6」に向けて航行していた。その途中、近くの惑星から信号が発せられるのだが。。

調査団がお馬鹿すぎるということに尽きます笑 何で未知の惑星にわざわざ道草するのか。何故不用意にその惑星にあるものを触ってしまうのか。客観的に見たらもはや破滅の道を刻々と辿っているようにしか見えないのですが、それは簡単にも的中してしまいます。あらゆる選択肢の中から最悪の選択肢を選んだ結果、爆破させてしまう件には笑ってしまいましたよ。。
それにしてもエイリアンシリーズの恐怖の根源というのは「寄生」にあると思います。そのあたりを最新の映像技術で再現できていたのは良かったと思います。体内で成長されてしまったらもうお手上げ。鼻や耳の中にそれが入ってしまった時点で死亡確定なのです。そのどうしようもない恐怖感は前作『プロメテウス』を軽く超えているかと思われます。ややグロテスクなので、耐性がない方はご注意を。

ところが今作が惜しいなと思ったのは、エイリアンがあまり目立っていないというとこにありました。もちろん、エイリアンは出てきますし血飛沫は出しますから、中々のスリルを味わえるのですが、それらを全て隅に追いやるほどの衝撃があるので非常に勿体無いです。単なるSFホラーとして見るならばまあまあといったところでしょうが、これをエイリアンシリーズと見るならば、やはり賛否が分かれてしまうでしょう。

『プロメテウス』の鑑賞は必須かと思われます。僕もかなり忘れてましたので、鑑賞前に下調べをしたくらいです。『プロメテウス』を見ていない場合、最初の30分がとてもつまらなく感じますし、中盤で判明してくる真相にも唖然とさせられるかと思います。もっとも、『プロメテウス』は僕は駄作と思っているのでさらっと見る程度で良いかと思いますが…

また、同時に『エイリアン』を再鑑賞したくなりましたね。まだ有機的には繋がってこないかと思いますが、時系列的にはだいぶ1作目に近づいてきた気がします。
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