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ネオン・デーモンのマーチのレビュー・感想・評価

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)
3.8
【レビュー (キアヌ大図鑑付き)】

《アート特化型 競争社会》

ちょっと待ってくださいよ〜! 割と平坦なストーリーで進行してたじゃないですかぁ〜!!「エル・ファニング」ファンに捧げるアーティスティックな作品かと思っていたら、どうして最後でカニバリズムったんだよ( ´Д`)y━・~~!!
お目々をゲロリンチョするなんて…

シンセっぽかったり、エレクトロっぽかったり、テクノっぽい音楽は個人的に好きなジャンルなので、アーティスティックな演出とピッタリで違和感を覚えませんでしたし、エル・ファニングの大ファンである私としては彼女をひたすら美しく見せる画に大興奮で、目の保養にもなって有り難かったので、目がチカチカするだとか特に嫌悪感を抱くこともありませんでした!

しかもアート特化型の映画ってあまり観たことなかったので、味わえたのが純粋に嬉しかったというか、最後まで飽きることなく楽しめました♪( ´▽`)

絵にしても映像にしても彫刻等にしてもそうですが、「芸術」って詳しくない人にはとことん分からなかったり、「?」が生まれる瞬間が何度かあると勝手に思っていて、そういう面も含めて「芸術的」という意味だと解釈しているので、今作もそんな感じで楽しめば「?」が「!」に変わる瞬間が何度もあると思いますよ😌

タイトルの意味はなかなか面白くて、即ち「驕ること無かれ!」ですよ。常に謙虚な姿勢で“今”を大切に生きることこそが「ネオン・エンジェル👼」になるための必須事項ですね。

ラストのカオスな描写は取って付けたような感じでしたが、芸能界とかモデル業界とか、そういう世界って煌びやかさと闇が二律背反にある気がして、そのドロドロしたゴシップ感を外の者は楽しんでいる卑しさがあると思うのですが、そういう面で深く抉ったシビアな感じが観て取れたのでなかなか面白かったです。

自分と、世間及び専門家の意見が合致し、思ってもみない過大評価が施された時、誰もがデーモン化😈してしまう魔力に取り憑かれる危険性を秘めている…だからこそ驕りを捨てるな!!


【p.s.】
ここで突然ですが、
〈キアヌ大図鑑〉のコーナーです!

〈キアヌ大図鑑:ネオン・デーモン篇〉
みんな大好きキアヌ・リーヴスですが、今回は中々胡散臭い役柄で、今までのキャリアを考えればほぼヨゴレ役なので驚きましたよ(´⊙ω⊙`)!

私の大好きな『ノックノック』に続き新たな一面を見せるとともに演技の幅がどんどん広がっている感じがしてファンとしては嬉しい限りなのですが、長髪キアヌが紳士的で好きなだけに今回のキアヌはあまりハマりませんでした…というか俳優に詳しくない人なら気付かないレベルの薄っすい役柄でした😎 笑


【p.s.:チャプター2】
キアヌ大図鑑ということで、日本のキアヌ最新情報を申し上げておきます!

それはキアヌ兄さん大暴れの映画
『ジョン・ウィック:チャプター2』
が本日公開ということです*\(^o^)/*!!

(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾イェーイ やったぁぁぁああ!!!!

今日観るので、非常に楽しみにしています✨

前作よりパワーアップしたキレッキレのキアヌを拝みたいと思います👍


【映画情報】
上映時間:118分
2016年 フランス🇫🇷 デンマーク🇩🇰 アメリカ🇺🇸/監督・脚本・原案 ニコラス・ウィンディング・レフン/脚本 メアリー・ローズ/ポリー・ステンハム/音楽 クリフ・マルティネス/キャスト エル・ファニング/カール・グルスマン/ジェナ・マローン/ベラ・ヒースコート/アビー・リー/デズモンド・ハリントン/クリスティーナ・ヘンドリックス/キアヌ・リーブス
/究極の美を追求するファッション業界に渦巻く欲望と狂気を、煌びやかに彩られた独特の映像美とスタイリッシュな音楽に乗せて描いたサスペンススリラー作品。
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