Otun

ネオン・デーモンのOtunのレビュー・感想・評価

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)
4.2
大好きニコラスウィンディングレフン作『ネオン・デーモン』、初見。

案の定。レフンの美意識、そして変態性爆発っ!ああ、ちきしょう。劇場行けなかった事を激しく後悔した。

トップモデルを夢みる一人の少女。
まるで蝶が幼虫からサナギを経て成虫になる過程のように。
『ドライヴ』や『オンリーゴッド』でも垣間見れた、画の絶対的な美しさ、撮影のきめ細やかさ、音楽での上がり方、やっぱ改めてレフン、マジ天才。


『部屋に入ると、そこは真冬。そしてあなたは太陽』
『ーすべてよ』。
強い者、優れた者だけが勝者になる。それによる人生の明暗。華やかな世界に渦巻く、妬み、嫉み。ゆがみ。破綻。
選ばれる者の恍惚と、不安。
綺麗は汚い、汚いは綺麗。

根こそぎで、かっこよくて、キャーーッ、人って本当、怖ええええええっ。いや、女か。女って怖い。女マジ怖えええええ。
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