神戸ビーフとか松坂牛とか…
新鮮なうちは誰もが『高級な肉』だと思って、食べてみたいなんて思ってる。
そのうち賞味期限が近くなって、特売品の列に並んで…『高級だった肉』になる。
賞味期限が切れたら…商品ではなくなる。
行き着く先は…腐肉?(*´-`)
グロい系なのね…なんとなくそんな気がしてたから警戒しておいて正解だった(苦笑)
とにかくアート&シンボリックな表現を垂れ流してましたね。ネオンの人工的な光が、美の持つ醜悪さを照らし出す…そんな悪夢的な作品。冒頭が劇的皮肉になっていて最後は…バートリ・エルジェーベトのような猟奇的な妄執で締める鬱展開。
青から赤に変わる三角ミラーのシーン。
ブラック・スワンでいうpas de deux。
血に毒が融けていくみたいな…自意識の変質の描写。ここが転換点。
みんな私に成りたがる…ですってよ(笑)
色々と極端に描いてあって、毒素が強い。
まぁ、それがメインの映画だけどね。
みんなファニング推しだけど…
私は断然アビー・リー✨(*´꒳`*)
佇まいが違う。鋭さが凄い。
歩き方ひとつが芸術の域。
あれこそトップモデルのウォーキング。
トップブランドのデザイナーたちから寵愛を受けた、かつての『妖精』ってのも、作品のテーマに合ってるかもね(爆)
唐突ですが…
私は『絢爛』という言葉の作りが好き。
この言葉の中にあって、頂点に訪れる衰退を想わせるのが『爛』の文字。
最高潮を意味していても『爛れていく』という残酷さを併せ持っている。
苺ジャムを見ると、想起したりする。
甘さを添加されてドロドロに溶けた様は、瑞々しい果実だったものの顛末にも思えるから。
無残で…なのに甘ったるい。
私がなるならマーマレードがいいな。
ジャムになっても苦みを失わない(笑)
そんな事をトーストをサクサク食べながら考えてたりする。
この作品、ちょっと変態的だけど…
嫌いではない。
完成されてるのに亀裂が走ってるというか…
そこに宿っている破滅的な美しさ。
無垢ゆえの残酷さ。
慎重さの中に介在する大胆さ。
相反するはずなのに同居してるアンバランスな感覚って…心の触覚を刺激する。
若さも…そういうアンバランスなもの。
グラスが硬い床に落ちていくとか…
真っ白な紙にインクが染みていくとか…
熱を失っていく炭とか…
叩き付けられて、砕け散る。
黒く染まり、白には戻らない。
二度と熱を取り戻さず、灰になる。
だからこそ、瞬間は美しい。
愛おしくなる。
かつて私はオリアンティになりたかったけど…私は私を磨いて、もっと私になろう。