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ゴースト・イン・ザ・シェルの地球へのレビュー・感想・評価

4.0
電脳化技術(脳神経とネットを直接つなぐ)や義体化技術(サイボーグ)が実現した近未来における「自分探しの旅」を描いたSFアクション映画

サイバー犯罪やテロ行為を取り締まる捜査組織「公安9課(攻殻機動隊)」のリーダー、少佐と呼ばれるエース捜査官ミラが主人公。
脳と身体の一部を機械化して強化するの人間が普通な世界で、ミらは脳以外は全て機械化(義体化)されている。
瀕死の状態だったミラは、機械の体に脳を移植して生まれ変わった。
しかし、過去の記憶が無い・・・
究極の義体化なので、ミラの戦闘力は圧倒的に高い。

あるサイバーテロ事件の捜査に当たったミラは、自分の存在意義に疑問を持ち、捜査と並行して「自分探し」を始めた。
実は、ミラの生い立ち(存在そのもの)には大きな陰謀が隠されてた。
そして、自分を取り戻すためのミラの戦いが開始される。

日本(東京?)が舞台らしい、ヤクザや芸者も存在しているが、ハリウッド映画らしく中国風である。
エンドロールで確認できましたが、香港、ニュージーランドとアメリカでロケをしていました。
雑多なゴミゴミした街は、「ブレードランナー」を彷彿させます。
また、「自分探しの旅」もどことなく「ブレードランナー2049」とテーマがカブっているように感じるのは私だけでしょうか?

もし人造人間(ミラを含め)やAIが感情を持てば、生命(人間)とは一体なになのでしょうか?
そんなことを考えながらも、SFアクション映画として大いに楽しめました。

原題「Ghost in the Shell」は、「機械(もしくはネットワーク)の中の魂」でしょうか。

恥ずかしながら原作(マンガ)未読で鑑賞。
しかも、ロードショーは観そびれて名画座(キネカ大森)にて、「バイオハザード ヴェンデッタ」と2本立てで観ました。
Luckyなことに、予想以上に楽しめた2本立でした。
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