このレビューはネタバレを含みます
キンザザのバイオリン弾きゲデバン青年で有名な彼の監督作品。Macと各種SNSの通話画面で構成された低予算感好きだよ。割とよくできてたけどなんというかサプライズとかスマイリーの二番煎じ感は否めない。独り歩きする都市伝説とか怪談のたぐいな感じ。こういう時代を反映した作品はその当時に観ると面白い反面、流行を知らないといけないので中々後世に残しにくいですね。
自殺した少女ローラの一周忌、その親しい友達同士のスカイプチャットに割り込んできた謎のidビリーに翻弄されるティーンはどうなる？的な話なのですが、もうちょっとひねってほしいですね。アンフレンデッドというタイトル的にはfbとかで友達削除したせいで起こるいざこざかと思ってたら死んだ人の死後も残ってるSNSアカウントかよ。Youtubeに投稿されたいじめ動画とLiveLeakの自殺動画がどこか時代を感じさせるような。その辺は2010年代ではなくて2000年代的です。ウクライナ21とかあったね。低予算POV(パソコン画面のみ)だしまあこんなもんなのですが、わりと進め方とか面白いし好みなのでなんか惜しい。お酒飲んで楽しい気分だと入り込めるけど、シラフだとあの画面構成はキツイ人もいるかもしれない。個人的にはもっとサスペンスっぽかったら嬉しかったです。スクリーム系サスペンスを想像していたので、結局心霊かよっていう煮えきらない終わり方はあんまり好きじゃないけど、よくあるよね。
当時のMacもホットスポット設定できるしコピペとか全選択のショートカット使えよ苛つくぞ、ブレアと思ったり思わなかったり。⌘キーがなんのためにあると思ってるんだ。ケン(デブ)の部屋にミキサーがあるのが謎い。それともリビングの家族共用パソコンだったのか？
