このレビューはネタバレを含みます
耳の聞こえない両親と弟を家族に持つ主人公ポーラは、酪農農家で唯一耳が聞こえる娘として生まれ、家族を支えながら学校生活を送り、歌と出会い自らの人生と向き合っていく物語。
『コーダ あいのうた』のオリジナル版
『コーダ あいのうた』を先に視聴したので、どうしても比較しながら観てしまった。
基本的な話の流れは一緒なので、違いを楽しみながらの鑑賞。
家族は相変わらずの下ネタ多めで、開放的な感じが良い。
何より凄いなと思ったのが、父親が村長選挙に出馬するところ!
耳が聞こえないのは個性だと自信満々で挑戦する姿がカッコよかった。
挑戦する姿に勇気を貰った!!
“運命は俺が決める”って台詞も良かったな。
彼ら障害者は健常者より強くたくましい部分があるなって改めて思った。
主人公ポーラの声も美しく綺麗で癒される。
学校での発表会での音の無くなる部分は、聴覚障害者と同じ目線にたてる演出なのでやっぱり心に刺さるものがあるな。
弟君のゴムアレルギーのシーンは笑ってしまった🤣
彼の今後の人生が心配だ!笑
その後のお酒飲みながら母親がポーラに本音を語るシーンは本当に泣ける。
最後のポーラが家族と別れて走り出すシーンの彼女の笑顔が、明るい未来に向かっていく様な雰囲気で良かった。
リメイク版と比べると物足りない感じはあるものの、フランス映画らしいオシャレな雰囲気があり、観やすい良作。