フランスの田舎町で酪農を営む家族の 日常 を綴る 実話をもとにした物語。
正義感が強く、口は悪いが働き者の父
お喋りでいつも陽気な母
思春期真っ盛りの弟
そして、歌うことが大好きなしっかり者の主人公 ポーラ。
他者からみれば不自然に映ることも、当事者にとってはその 不便さ も日常でそれが 現実 。「それ」を押しつけるでもなく、とても自然に巧く描いている作品だと心底思った。
もちろん、ポーラ以外の家族が ろうあ者 なので、そんなエピソードもしっかりと組み込まれてはいるのですが、あくまでも 隣の家族の物語 に終始しているのは個人的にはめちゃめちゃ好印象でした。
随所に散りばめられた 演出 や、登場人物も皆 個性的 ではあるけれど、それが逆にとても リアル だし、映画らしい展開も良かったです。
単純なストーリーだけど、詰まっているモノがとても大きい…
カラっとしていて どこか温かい。