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14の夜の地球へのレビュー・感想・評価

14の夜(2016年製作の映画)
3.9
男子中学生(14歳)の夏の一夜の冒険物語

何をやっても格好悪い主人公が、つまらない日常からサヨナラしたくて夜の街へ出ていく。
自分が格好悪いのは父親譲りなのか、そんな気持ちも払拭したくて行動を起こす。
ただし目的はHなお楽しみ、悪がき(何時もつるんでいる14歳の負け組男子?)と淡い期待を持って一歩踏み出すが、不良に絡まれていきなり脱線。
その後も夜の街を徘徊して、色々あっても最後は当初の目的地(Hな目的)へ辿り着く。
しかしまたまた不良に絡まれていると、今度は暴走族も絡んでくる。
主人公にはどこまでも災難が降りかかるが、Hな期待が爆発して不良たちにもはやされて発奮、格好悪い中学生から少し成長する。

主人公の行動や考えは、おそらく男性なら誰しも身に覚えのあるものばかりだと思いました。
そんな14歳の淡い思いと、格好悪い父親への反抗心、そして仲間との友情が並行して進みながら、少年が少し大人になっていく。
14歳の中学生の物語であるが、同時に父と息子の物語でもありました。
少しだけ爽やかな物語でした。

何となく「スタンド・バイ・ミー」に似ているような・・・


約2ヵ月遅れのレビューです。
見逃した映画をいつもの名画座(キネカ大森)にて鑑賞。
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