40年ぶりに復活したジョーカーを打倒すべく、ブルースの意志を継いだ2代目バットマンが再起動する。初代が引退して、2代目に世代交代した後の出来事を描いている、アニメーション作品。
初代ブルースがバットマンのチームを解散させた理由と、ジョーカーとの最終決戦の内幕を主軸にしながら、2代目が宿命を受け入れるまでの心の変遷を描いていく。いわゆる「世代交代もの」の王道ストーリー。
回想シーンでは、バットガールとハーレイ・クインの一騎打ちが展開。「AKIRA」を手掛けた日本人アニメーターが関わっているため、ヌルヌルとよく動くアニメーションとダイナミックな破壊描写を楽しむことができる。
しかしながら、現在流通しているDVDは修正バージョンであり、倫理的に不適切とされる描写が、悉くカットされている。とりわけ、過去のジョーカーとの決着戦でブルースが負わされた心の傷が、再編集により緩和されているところが残念でならない。
