よもぎ

ヴィクター・フランケンシュタインのよもぎのレビュー・感想・評価

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前から観たかった作品。
”フランケンシュタイン”と聞いて真っ先に浮かぶのは狂った科学者に創り出された哀れな怪物の姿。科学者の方を連想する人は少ないと思う。この映画はその科学者・ヴィクター・フランケンシュタインと彼の友でありパートナーのイゴールの話。
明晰な頭脳を持ちながら奇態な容姿の為にサーカスで飼われていた男を解放し"イゴール”という名と身分と普通の容姿を与え、自分の研究に引き込むヴィクター。
死から生を創り出す「死を有限にする研究」に取り組む内、イゴールはヴィクターの助手から研究パートナー、友へと徐々に二人の信頼関係も増していく…。
それに比例する様にヴィクターの研究対象も動物から人間へとエスカレートし、『生命を創り出す研究』は倫理に反すると警察にも目をつけられる…。

話もわかり易くて(後半バイオハザードのタイラント戦の様なアクションが展開されてどうなる事かと思ったけど)良かったし、ヴィクター達の視点で負傷者の負傷部位が医学書の挿絵の様に浮かび上がる演出も好きだった。全体的に面白かったです!
『死を有限にする研究』により後世に名を残そうと考えるヴィクターにイゴールは後世に残るのは怪物の存在だけだと度々諭すのも中々皮肉っぽくて良かったです👍

何よりヴィクター(マカヴォイ)とイゴール(ラドクリフ)の関係性が良きかな…。
主演二人の美しさで兎に角画が美しいし、序盤の治療シーンが矢鱈エッロくて「あれ、借りた映画間違えたっけ?」って目が点になったし何なら巻き戻して食い入るように2、3回見直しましたね、えぇ。これはとても良きホモォ…┌(┌ ^o^)┐でした…ここだけでもごっつぁんでしたという気分…🙏🙏🙏
そしてその後のヴィクターとイゴールの相互依存な関係がまた…暴走するヴィクターを止めようとするイゴールに「サーカスから救い、今のお前を創ったのは俺だ」と自分に従わせるヴィクター…かと思ったら離れようとするイゴールに「普通の人生を手に入れたならもう俺は用無しか?」と縋るヴィクター…
最早我々は何を観せられているのか…萌えと言わざるを得ない…ありがとう、そしてありがとう。
何を言ってるのか自分でもよく分からなくなってきたけど…総評して、「ヴィクター・フランケンシュタイン」とても良かったです……👍👍👍
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