デイジーベル

ノック・ノックのデイジーベルのレビュー・感想・評価

ノック・ノック(2015年製作の映画)
3.8
物語は至って単純、ネタバレも何も無いと思える映画。

「家族不在の時に、美女2人とオイタしたら、大変な事になったでござる。」的な物語。

残酷描写や胸糞の悪さはイーライロスにしては、やや控え目と感じる。(逆にポップでノリノリの雰囲気に)

しかし、この作品の最大の見所は、ドM化したキアヌに尽きる。
世界を救った男(別の映画だが)、最強の殺し屋(別の映画だが)が、自分の過ちは棚に上げ、女々しくも全ての悪(暴言)を美女に吐きつける。
このキアヌのカッチョ良いイメージが有るからこそ、この作品の切なさ、やるせなさがMAXに達するのだ!

更にこの作品の美女は監督イーライロスの奥さん(グリーンインフェルノでも出演)と、噂のアナ・デ・アルマス。
色々と完璧な布陣である。

ストーリー性は皆無に等しいが、ごくありふれた普通のスリラー作品にならない所が非常に良いのだ!
イーライロスとキアヌリーヴスの新境地を感じる傑作だと思う。(製作総指揮がキアヌリーヴスという所もポイントが高い)

特にラストは圧巻、たとえ不謹慎だという気持ちがあっても笑ってしまう恐ろしさ!(そして最後の曲は反則)
とにかく最高のエンディング。

もしシリーズ化するならば、是非「カッチョ良いイメージが強いスター」を起用して欲しいものだ。(個人的にはトムクルーズ辺りだと、また傑作が生まれる気がする)


【雑記】
俺達の税金で飯食っといて、オイタして遊んでた何処ぞのバカヤロー政治家共にこそ、悪魔の鉄槌を下して欲しい。
そう思ったのは、きっと私だけでは無いはず…


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