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スター・ウォーズ/最後のジェダイのOhuのレビュー・感想・評価

3.8
鑑賞後、とても複雑な気持ちになりました。果たしてこれで良かったのかと...。
確かに場面によってはテンションが上がる展開もありましたが、総じて期待値を超える作品ではありませんでした。全てはJ・J・エイブラムスの責任にあると思います。やはり、捻り過ぎたキャスティングに難があり、多くの伏線と謎も投げっぱなしでしたし。それらの殆どが本作でも覆ることはなく、モヤモヤしたままで自分にはしっくり来ませんでした。新機軸の根本的な軸が弱い気がします。伝えたい事は分かりますが、古参ファンやアナキン3部作から入った新規ファンの双方が満足する内容に仕上げて欲しかったところ。
新キャストのなかでは意外にもローズ役を演じたケリー・マリー・トランが良かったです。Vanity fairでビジュアルを初めて見たときは、まーたスピルバーグ的なブサイクな人選をしてきたなぁとしか思いませんでしたが、本作では彼女が一番輝いてみえました。それ以外はベニチオ・デル・トロを始め、あまり印象に残りませんでした。
そして、昨年の暮れに他界したキャリー・フィッシャー。御冥福をお祈りします。母デビー・レイノルズとの日常を追ったドキュメンタリー番組「星になった母娘」を見て、自分の家系も祖母が浪曲師で一世風靡をした芸能人だったので、余計に感情移入してしまいました。
脱線しましたが、個人的にはやっぱりハン・ソロ、ルーク、レイアの3人揃った絵がスクリーンでもう一度みたかったです。
まぁ、エピソードIXはあまり過度な期待はせずに鑑賞したいと思います。スピンオフ作品も。
最後に、コリン・トレボロウざまぁ(笑)
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