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ソウ6のRのネタバレレビュー・内容・結末

ソウ6(2009年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

自宅で鑑賞。

2009年の「ソウ」シリーズ第6作目。

監督は「ヴィジョン 暗闇の来訪者」のケヴィン・グルダート。

話は前作でストラム捜査官(スコット・パターソン「ワールドカップに恋をして」)を罠にかけ、生き残ることに成功したホフマン(コスタス・マンディロア「ザ・バトル ネイビーシールズVSミュータント」)。また、ジグソウことジョン(トビン・ベル「マンソン・ファミリーの休暇」)の前妻であるジル(ベッツィ・ラッセル「マンドレイク 人食い植物のえじき」)も自身にジョンから託された遺言と遺品を元に行動を開始する。また、同じ頃、アンブレラ保険会社の副社長、ウィリアム(ピーター・アウターブリッジ「ハウンター」)は拉致され、新しいゲームに参加することになるというもの。

久々の「ソウ」シリーズ鑑賞。

ぶっちゃけ、回を追うごとに話が複雑化していって、観るモチベーションが下がってるんだけど、ここまで観たからには最後まで観ようということで、6観ました。

今作でも、現在ジグソウ最有力候補のホフマンが一応の主人公。

前作で天敵ストラムを遂に打ち破ったことで、若干調子に乗ってる感じが微笑ましいw

けど、そんなホフマンに早速のピンチ…!!

どうやら、ストラムの元相棒で死んだかに思われたリンジー(アシーナ・カーカニス「デビルズ・フォレスト〜悪魔の棲む森〜」)とストラムの上司だったダン(マーク・ロルストン「リピート〜許されざる者〜」)が捜査を引き継ぎ、なんとなーく(というかほぼ確実に)ホフマンを怪しんでいるようだ。

やべぇ!!

一方、なりを潜めていた前妻ジルも行動開始。遂に箱の中身が明かされ、暗躍する。

個人的にはジルパートは暗躍する割にはラスト以外ではそこまで興味を持てなかったかなぁ。けど、ジルの過去パートでは久々のアマンダ(ショウニー・スミス「呪怨 ザ・グラッジ3」)登場!!

今まではジグソウことジョンの弟子的な立ち位置だと思ったけど、今作ではどうやらジョンに師弟の間柄を超えた恋心を抱いていたことがわかり、ジョンがジグソウになるまでのきっかけの1つを作ったジルの堕胎の直接的な原因を作ったことが発覚する。

なるほど、たしかにあの場面、ちょっと不自然な感じがあったけど、アマンダが仕組んだんだなぁ。けど、今までジョンとアマンダは師弟というイメージが強かったので、一方的にしろアマンダがジョンに恋心を抱いていたってのはありそうだけど、ちょっと違和感かなぁ。

そして、「ソウ」シリーズの肝であるデスゲームももちろんありますよ!!

今作のプレイヤーは保険会社の副社長、ウィリアム。

会社での場面で「信頼できる6人の部下」が出てきたことで、ははぁ、こいつらが今回のプレイヤーか!と思ったら、このウィリアム1人なんだな。

どうでもいいけど、会社名に「アンブレラ」ってついてると、どうしてもバイオのイメージが…笑。この社名のついた社員、ろくな目にあわねーな。

近々のプレイヤーの傾向を見ると、そこまで参加しなきゃならないほどの理由がなかったように感じてたんだけど、ウィリアムは「程よいクズ」なので、全然可愛そうじゃない!!

けど、なぜかゲームが始まると急速に「いい人」感を出してきたのは、ちょっと残念かなぁ。

だからこそ、そのウィリアムの死に様の「やだみ」がものすごくって、せっかくクリアできたのに、思わず「可愛そうだなぁ」って思ってしまった。

しかし、あの処刑は嫌だ。体内から徐々に溶かされるって、嫌だ…。

それまでの回転木馬や首吊り二者択一ゲームもウィリアムの苦渋の選択を通して「人間の本質」部分を暴くという意味で興味深く観れた。しかし、ウィリアム以外でいうと、けっこう生き残ったなぁ。3の時みたいに生存者はウィリアムのパーティに加わるってわけじゃないんだねw

観た感想としてはジルパート以外ではホフマンパート然り、ウィリアムパート然り、まぁ面白かったなぁ。

ただ、一分キャラのキャラ変に違和感を感じたのは残念だった。

さて、窮地に立たされ、「ゲームオーバー」を宣告されたホフマン、「あー、これで退場かー。」と思いきや、まさかの生還…!!

ラスト、怒りの炎に燃え、獣のような雄叫びを上げてたけど、オリジナルシリーズのラスト1作で面目躍如となるか…!!

最後に生き残るのは誰か!?最後にジグソウの真の後継者となり、「ゲームオーバー」を言い渡すのは誰か!?それともまさかの初代ジグソウ復活なるか!?

なんだかんだと全てが集約される(はず)のラスト、楽しみになってきました笑!!
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