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クーデターのRyuのレビュー・感想・評価

クーデター(2015年製作の映画)
3.7
東南アジアのとある国に支援事業のため、妻と2人の娘を連れてやってきたジャック。しかし、到着した翌日にこの国でクーデターが勃発。反乱勢力は外国人をターゲットにしており、次々と人が殺されていく。ジャックは現地で出会ったハモンドの助けを借りながら、家族を守るために奮闘する。

なんか、外国に行くのが怖くなりました。こんなことは滅多に起こらないし、起こってたまらないけど、実際にもしこんなことが起こってしまったら、自分だったら秒で諦めると思います(笑)。
主人公は一般市民のため、敵に対抗という対抗はしません。ただひたすら逃げるのみです。敵はものすごい数いて、ターゲットとなる外国人は少ししかいません。圧倒的にアウェイな状況なので、一時の安堵もできないほどで、緊迫感がハンパなかったです。
ジャックも妻のアニーも全く諦めようとせず、家族を守るために奮闘する姿はめっちゃカッコよかったです。どれだけ家族のことを大切に思っているのかが分かります。ハラハラドキドキのサバイバル劇がメインにはなりますが、家族愛も感じることができます。
現地で出会った助けてくれる人をピアース・ブロスナンが演じています。老けてもめちゃくちゃカッコいいし、銃が似合いますね。ちょっとジェームズ・ボンド色あるかも(笑)。
クーデターを起こした勢力のこととか、ピアース・ブロスナン側のこととか、消化しきれない点も若干はあります。でもハラハラドキドキの逃亡劇にだけスポットをあてるのは、原題の「No Escape」にあってると思うし、余計なポイントが一切ないので、尺も長くなく、観やすかったです。
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