心筋梗塞を起こした二人の男が病室で出会って親友になり、退院後も家族ぐるみの交流を続けるが、やがて一人がもう一人に自分の身代わりをさせるかのように奇妙な振る舞いを始め…という、筋書きだけ聞いたらハイスミス原作のヒッチコック映画みたいな話。男と男のラブコメが途中からサイコサスペンスに変わったのだと理解したが、そのつもりで撮ったんじゃなかったら謎である。
『野良犬たちの掟』のキム・ロッシ・スチュアートがまたしても重い病に冒されている。しかし、やはりイケメンを演じるイケメンは良いものです。カーテンを開けて初めて対面したときの「ワオ、男前だな」「ありがとよ」って最高の会話である。