26世紀、移住計画の先駆けとして苔とゴキブリを火星に送り込んだ日本政府は、大気が地球同等となった時点で繁殖したゴキブリの駆除に乗り出した。犯罪者たちを宇宙船に放り込んで、火星に飛ばしたのである。彼らはアース製薬の噴霧型駆除薬で簡単に始末できると思っていたが、そうは問屋がおろさなかった。過酷な環境で進化を遂げたゴキブリは、テラフォーマーと呼ばれる超生物と化していたのである…
「テラフォーマーズ」を鑑賞。三池さんの意欲作…かどうか知らんけど、去年の「進撃の巨人」的位置にしっかり収まった、見事なまでの失笑映画になっていました。もう、邦画はVFX作品作るのやめた方が良いですね。いちいちダメポイント挙げていったら疲れるからやめますが、「説明セリフ大会」とか「敵に囲まれているのに長い会話」とか、邦画お家芸は本当に苦痛。回想のインサート具合も酷いし、その中身も陳腐過ぎて泣きも笑いもできないお粗末っぷり。しかも「ブレードランナー」パロディはクソ寒かったし…三池さん、このままじゃキャリア終わるよマジで。最低の作品です。
しかし、エンドクレジットで、ある俳優の出演に気付いて大びっくり、椅子から転げ落ちそうになりました。誰が出てたと思います？日本で最も優れた刑事ドラマのレギュラーだった、あのお方ですよ！
とはいえこの人、先日の仮面ライダー1号にも出てるのね。しかもウィキペディアによると、シン・ゴジラにも……
よし、この復帰したお方を俺は一生応援するぜ！
と決意した意味で、「テラフォーマーズ」観た甲斐はありました。なんてね（笑）
