エライザと書いてエロイザと読むので観ました。←いいかげんにしろよ。
せっかくドラマ版も観たことですし。こうなったら一蓮托生、呉越同舟ということで。
相変わらず中盤までは俺はいったいなにを観せられてるんだろう症候群に罹患せざるをえないわけですが、やっぱりアレですね。俺、園子温好きなんだと思います。
エロエロに世界が蹂躙されてく阿鼻叫喚の最中、お前、それぜったい「Komm, süsser Tod」パクってま(検閲)
自分だけが気持ちのいい世界ってやつは、結局のところ成就されないのですよね。
世界は、人の数だけ存在するけれど、ひとは、決してひとりでは生きていけないからなのですな。
これはもう、どうオチをつけるのかとおもてたら、まさかの。そうきたかと。いい感じに斜め上から殴られた感があって開いた口が塞がりませんでしたいい意味で。
運命はひとつなんかじゃない。
そこかしこに、望む世界なんてものは存在してるんだっていう、要約するとありふれたことなんだけど、描き方がすごい。好きなやつ。
とにかく展開も脚本も雑で、舞台装置もやっつけ感ハンパないとこが損してるような気がするのですけれど、これはこれで狙ってやってるんじゃないかと思うのはさすがにあばたもえくぼか。
だってね、ひとが持つ根幹の部分のことなので、シュールに描くのがちょうどいいのかもしれんわけで。こっ恥ずかしさもありますし。
エライザが、期待に違わずエロイザでした。
でもｷｭﾝｷｭﾝ具合では夏帆に軍配が上がりますね。エロいけどね。どっちもね。
