【初々しい】
何だろうね。取り立てて何かが起こるわけでもないのに見入ってしまう不思議な作品。
誰かを好きになって、でもうまく気持ちが伝えられないって感じに、どこか懐かしい遠い目をしてしまう。
back numberの同タイトルの曲をそのままドラマ化した作品なんだけど、もどかしい男心が可愛らしくもあり意地らしくもあり。
駅までの道すがら、「…よかったら、うち寄ってく?」って頭の中では何度も言えるのに、その一言が口から出てこない。
そして彼女はまた終電に乗って僕の知らない町に帰ってしまう。
(はぁ…)
一体何回同じことを繰り返すんだろう…。
この意気地無し‼️と自分を心の中で叱りつける。
「あの子、可愛いと思いません?」
「いや~俺は…いいかな」
誰かの言うダメなわけも僕には関係ない。何故ならそれも含めて彼女だから。
劇中では一子(清野菜名)の気持ちはわからない。でも、そこがいい。
次会ったときこそ…言える…かな。
それくらいが丁度いい。