マッサージ屋2号店

TAKING CHANCE/戦場のおくりびとのマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

4.0
2004年4月。
イラク戦争から帰国してから海軍で内勤をしている少佐のマイケル(ケヴィン・ベーコン)。
同郷の若い兵士チャンス・フェルプスが戦死した事を知り、遺体を家族まで送り届ける業務に志願し・・・。

『きみがくれた物語』ロス・カッツ監督作品。

実際に行われているものをもとに作られた作品とのこと。
マイケル少佐とチャンス・フェルプスは面識は無いが、単に同郷ということで遺体を送り届けるわけです。
内勤で戦場から離れ、家族と過ごす事を優先させたという自分への戒めらしい。

チャンス・フェルプスの顔は最後のエンドロールで出てくるだけで、ひたすら長い距離を遺体とともに旅する姿が描かれる。
非常に淡々としてるんですけど、厳粛に進められる様は見ていてつらい。

イラク戦争の良し悪しはさておき、そこで戦った兵士に罪は無い。
見送る人々の姿にも心をうたれます。