TAKING CHANCE/戦場のおくりびとの作品情報・感想・評価

「TAKING CHANCE/戦場のおくりびと」に投稿された感想・評価

アメリカの戦争を肯定するわけではないけれど
知ることは大事と思わせる作品。
国のために捧げることになった命の尊さは
人種を超え米国国民にとって重いものなんだと。
盛りすぎず静かに進むのでドキュメントのように感じさせるのも
良かったです。
Sakiko

Sakikoの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ある戦死した海兵の遺体をを遺族の元に送り届けるまでの話

彼の姿は映らないのに、彼を語る人の表情や言葉で素晴らしい人だったとわかった
送り届けるまでにたくさんの人が敬意を払って、最後まで尊厳を保てるように綺麗な状態にしようと努力しているのが感動した

戦士した人だけでなくすべての人にこのことが言えると思う
素晴らしい映画。故人に対し最高の敬意を払う人々に胸を打たれる。
戦地で命を落とした兵士を故郷まで送り届けるだけのストーリー。

すごくアメリカっぽいというか、戦争の是非はともかくアメリカ万歳!的な空気に若干のモヤモヤはあるものの、ひとりの兵士を送り届ける間に、それに関わる人間はもちろん、通りがかりの一般の人々までが敬意を払う姿は胸に迫るものがあった。戦死者をどのように悼むか、日本人にはなかなか馴染みがないだけに。

戦地を離れて、軍の内勤として安全な業務を行うケビンベーコンの、苦悩を感じさせつつ抑えた演技がシブい。
戦死者の尊厳にまつわるヒューマンドラマ。胸と目頭が熱くなる。
ケヴィン・ベーコンの渋い演技が良いです。
イラク戦争で戦死した若い兵士の遺体を、故郷の遺族の元へ送り届ける任務に就いた主人公のマイク。その道中での出来事を描いたヒューマンドラマ。

故人を偲ぶ映画と言えば「おくりびと」「おみおくりの作法」が思い浮かび、いずれも良作の印象があります。本作は戦争で亡くなった兵士を偲ぶ内容。実話を基にしています。

こういった作品は当然キャストの演技力が重要。その観点だとケヴィン・ベーコンはまさに最適なキャスティング。彼の憂いを帯びた渋い表情がまた存在感を際立たせ、亡くなった兵士へ敬意を込めて丁寧に送り届ける役柄に深みを持たせていました。

亡くなった兵士の生前はどんな人なのか、行く先で知り合った人々の会話から紐解いていく流れも秀逸。ジワジワと心に染みてきます。終盤の遺族との対面も胸に響きましたね。

本作では1人の戦死した兵士に焦点が当たっていますが、実際は他にも大勢の同じような方がいたという現実。それを思うと戦闘シーンのない静かな反戦メッセージとも受け取れます。

起承転結も無く、落ち着いた雰囲気で進む作品ですが、77分という短い時間で無駄は無いので最後まで全く目が離せません。隠れた秀作。お勧めです。
【Without the witness, it just disappear】

戦死した同郷の若者チャンスの遺体を故郷へ運ぶ任務に就いたマイケル。遺品が収められた棺を護衛しつつ、死者に敬意を表す。

良作。
これは戦争映画ではなく、アメリカ特有のヒューマンドラマ。非常に国民性を感じる作品となっていて、民間人は、戦死した人を直接的に知らないが、1人の国を守ってくれた軍人として敬意を表す国民の想いが強く伝わってくる。
故郷に戻るまでに出会う人々の想いはまさにバトンリレーのようなもので、特に敬意を表す車道でのワンシーンは涙が出た。

長い道のり以前に、「よく戻ってきてくれた」という言葉でハッとさせられる。戦死した遺体が戻ってくるだけでも感謝だと。

そしてこの作品の評価を底上げしているのは主演のケヴィン・ベーコン。人間的な優しさと後悔と…。決して涙は流さないが、必死に堪えようと目にいっぱいの涙を浮かばせる表情が何とも言えない。

77分という短さではあるが、しっかり心に刻まれる良作であった。
はい

はいの感想・評価

-
不適切な戦争における、名誉の死とは。
いま一度、"戦死"とは何か、を国の行為と個人の尊厳を区別して考える。
一人の人間の命を扱う。もしかしたら「プライベートライアン」の後に続く作品なのかもしれない。
みーる

みーるの感想・評価

4.0
プライベート・ライアン的な原題なので、この邦題で分かりやすくなってる。
戦没者を家族の元に送り届ける任務を担った兵士の実話。
戦地で戦わないことへの後ろめたさを感じながらも出会う人との交流で心情が変化していく様、少ない台詞で表情で魅せるシーンにグッときた。音楽も良い。
ケヴィン・ベーコンはクセ強めな役も良いけど、こういう陰のある、真っ直ぐな役も上手いんだよな〜。
短いながらもしっかりまとまっている良作でした。
Yusuke

Yusukeの感想・評価

3.9
ケヴィンベーコン演じるマイクが戦死者の遺体を遺族に届ける護衛任務を全うする実話。見たくてもなんだかんだ見れてなかった作品で、unextで独占配信されてたのでとても嬉しかった。

癖強めの役が多いベーコンだけど、こういう正義感のあるベーコンを見ると胸が熱くなる。
遺体を運ぶ途中で出会う通りすがりの人、航空関係の人、荷物運搬の人、様々な人が死者への尊敬の念を贈るシーンがじんわりと涙を誘う。
映画になるほどチャンス一等兵は素晴らしい人だったんだろうな。
>|