ひらさま

七人の特命隊のひらさまのレビュー・感想・評価

七人の特命隊(1968年製作の映画)
3.2
未見マカロニ
監督があのエンツィオ・G・カステラッリだから、大いに期待して鑑賞…嘘(笑)
いわゆる七人ものながら、最初から七人(正確には6人+南軍の情報将校1人)揃っているからムダがない
七人は北軍の隠し財産強奪の特命を帯び、敵陣に乗り込むが目的を果たす前に捕らえられる
しかも情報将校はちゃっかりと敵側に寝返っており、隠し財産を独り占めしようと情け容赦ない拷問で責める
悪い奴だ
七人はなかなか個性的な面々を揃えていて、それぞれにちょっとずつ見せ場も設けられてる
後半次々にバタバタと死んじゃいますけど
リーダー役はチャック・コナーズ!
「ライフルマン」のお陰で日本のお茶の間でも大人気でした
左利きでライフルを構える姿はさすがにカッコいい
でも余り強くなくて少しマヌケ
裏切り将校役はフランク・ウォルフ
レオーネの「ウェスタン」で「モーリーン!」と叫んでた人
マカロニじゃお馴染み
フランコ・チッティはパゾリーニの「アポロンの地獄」で主役を演じてた
クライマックスは欲にまみれた仲間割れ、誰が生き残るのか?
登場人物は多いけど交通整理はそこそこ上手くて、とくに混乱せずに楽しめます
身体と態度はデカいが腕前は普通のカステラッリにしちゃ上出来