予告編では、人間の出るドラマ部分ばかりだったので、SF色は今ひとつかと考えていたら大違い。
クライマックスの宇宙大戦は、CGとはいえすさまじかった。さすが、ルーカスフィルム、さすがディズニー映画だった。
エピソード4「新たなる希望」につながる、デス・スターの設計図強奪という使命を帯びた「ローグ・ワン」の物語ということは、当然、わかっていながら面白い。
ブルジュ・ドバイ風の塔といい、中東での紛争をモデルにしているともいわれるが、元から帝国対反乱軍という構図なのだ。
「自由を我等に」が通底したテーマだった。
そして、ディズニー配給により、女性の活躍が前面に出て、さらに中国マーケットを考えた配役など、グローバル展開を図っている。
そして、単純なハッピーエンドにしていないあたりも、渋い。