まっどまっくすこーじ

僕と世界の方程式のまっどまっくすこーじのレビュー・感想・評価

僕と世界の方程式(2014年製作の映画)
3.8
これは好きなタイプの作品でした!!(*^^*)

元々は観る予定になかったけど、たまたま出逢った映画が好みだった、という嬉しいパターン。


さて本作「僕と世界の方程式」。

自閉症の高校生、ネイサンは飛び抜けた数学の才能の持ち主。

大好きだった父親を喪い、心を閉ざしていたネイサンに母親のジュリーは数学の教師マーティンに個人レッスンを依頼する。

国際数学オリンピックの元イギリス代表だったマーティンは、ネイサンに国際数学オリンピックのメンバーに選ばれるように指導をしていく。

その代表を選考する合宿が台湾で行われることになり、そこでネイサンはライヴァルの中国代表候補のチャン・メイと運命的な出逢いをする。

各々の国で代表に選ばれたネイサンとチャン・メイだが……


本作の特徴的な点は、≪何かの大会で優勝を目指してそれを達成するドラマ≫ではなくて、≪自分の世界に閉じ籠った少年が外の世界と繋がっていくドラマ≫であることです。

表面的な事象よりも各キャラクターの心情を観る映画ですが、青春映画としても楽しめると思います。


主人公ネイサンを演じるエイサ・バターフィールドが素晴らしい!!!(≧∇≦)

パッと見は判らないかも知れないけど実は自閉症というキャラクターを目付きや表情、そして手の仕草等の微妙で繊細な動きで表現しており、潜在的演技力の高さに脱帽です。

エイサ君は本作と同時期に公開の「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」にも出演していましたが、そちらは観ていなくて後でレンタル出たらチェックしようと思っています(^^ゞ

母親のジュリー役はサリー・ホーキンス。
息子のために悩み頑張る母親を自然体で演じていて好印象♪

この方は確か、ギャレス版「GODZILLA」で芹沢博士の助手だった人だ!!(≧∇≦)


本作はカタルシスを得るよりもエンドロールで余韻を味わう作品。
ミニシアター系上映作品が好きな方にはお勧めです~♪(*´∇`*)


冒頭に書いたように、はじめは観る予定になかったのですが、前回レビューした「ブラック・ファイル」を観終わって、他にも何か観ようと思って「ブラック・ファイル」とは別の近くのミニシアターに行ったら本作がちょうど始まるところだったので入ってみたという感じです(≧∇≦)

たまには予定を完全には決めずに映画ハシゴするのも面白いですよ♪(*´ω`*)