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それでも、やっぱりパパが好き!のGattのレビュー・感想・評価

3.8
精神障害パパと一家のヒューマンコメディ。
どうも事実ベースらしい。

キャム(マーク・ラファロ)と妻マギー(ゾーイ・サルダナ)には2人の娘がいた。キャムは若い時からの双極性障害で、就職もままならず経済的には不安定。妻マギーも職を探すが人種事情も色濃いボストン、彼女は家族と離れ、1年間奨学金でMBA取得を目指すことになった。娘二人の面倒を一人で見ることになったキャム。ドタバタと問題尽きない毎日だが、愛情は変わらない。

家族ドラマとしては、正直よくぞ保ちましたねとも思わなくはないw。映画は事実より綺麗なんだろうと思う。明るいホームコメディになってる。実際はもっと大変だったんだろうな。

ラファロが不安定な怒りや笑顔を嫌味なく演じるのが、正直愛らしく、ほのぼのと観られる。なんか脆く危うい感じが出せるのも、彼の魅力です。

娘たちもパパ大好きとか恥ずかしいとか、素直な感情表現が可愛い。だんだんと娘の方が大人に近づいていく姿も見せてくれた。
最終的には「やっぱりパパが好き」というのは一番伝わって来る。
個人的には、ラストシーンが死んだ母と重なっちゃって潤んじゃったけどw

bipolar disorder で双極性障害。妹が違い判らず言っちゃうのがpolar bear(🐻‍❄️)。ちょっと洒落た原題のよう。
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