とんちゃん

ファニー・ガールのとんちゃんのレビュー・感想・評価

ファニー・ガール(1968年製作の映画)
3.8
喜劇女優ファニーブライスの半生を描いたミュージカル「ファニー・ガール」をブロードウェイと同じく主演にバーブラストライサンドを起用。
監督は「嵐ヶ丘」「ベンハー」「ローマの休日」のウィリアムワイラー
ファニーブライスの娘フランシスの夫が映画プロデューサーのレイスターク。そのレイスタークがファニーブライス本人や妻から聞いた回想録を元に製作。
レイスタークはこの後もバーブラと共に「追憶」「ファニーレディ」(ファニーガールの続編)も手がける。

ストーリーはファニーがハンサムで紳士な男、ニック(オマーシャリフ)に夢中になる。ただしこの男、ギャンブラーでポーカーには目が無い。そんな男に惚れてしまったファニーガール。仕事は着実にキャリアを積んでいくがニックとの生活には翳りが見え始める。

そんなファニーブライスの物語ですが、容姿コンプレックスやサクセスストーリーなどの話がバーブラストライサンドと類似性有り。
劇中歌はほぼバーブラしか歌っていません。「People」とラストの「My man」が良いですね〜。「スター誕生」と並ぶ程の迫力ある歌唱力でした。
ファニー本人が歌った「My man」も聴いてみましたがバーブラ版とは違い後半はそれほど高揚しません。バーブラはオリジナルを超えてしまったかな。「ボヘミアンラプソディ」でフレディ本人を超えてしまったらヤバイよね笑。そんな感じ
ちなみに話題になったgleeではバーブラ版で歌ってます。

この作品でバーブラはオスカーを獲得。
前にグラミーを獲得し後にエミー賞とトニー賞も獲得する。
同じくこのジャンルの違う4つの賞(EGOT)を獲得した他の女優にライザミネリにウーピーゴールドバーグがいます。
凄いよね