すごくよかった。好きな作品。声出してゲラゲラ笑うほどコメディとして面白いし、共感して感動して涙が出るシーンもある。
一人の女性建築家が、「女の建築士は雇ってもらえない」というレッテルの世界でいかに自分のやりたい仕事をするのか、奮闘記。
選曲と、セレーナの表情がバカみたいに面白い！このタイプのコメディめっちゃ好き。本当にツボが合う。
男は女がいないとこうもダメになってしまうのか？女は、男を支えるためにいるのか？男と女という生き物の違いで、それぞれの生き方、や性別なんて関係ない。生き方がそれぞれわかりやすく描かれている。何より、アルバイト先の店長の姿がセレーナと対比の関係にあるのがすごくわかりやすい。
愛、仕事、自分ってどういう人間、いろんな面において常に自分に問いかけられてるんじゃないか？という思いにかられる。
個人的には、「女じゃなかったらなぁ」と思うことなんて何度もあったし、みんな自分のライフプランやキャリアプランを誰しも考えたことがあると思う。私も昔はバリバリ働いて、面接時にも「キャリアウーマンになりたいです！」と答えていたくらい。なんて(当時は)浅はかな答えを言っていたのを思い出した…笑 キャリアウーマンって…別の言い方もできたのに…笑
どうしてこうも社会的に女性は「男性の下」なのだろうか？今も100%平等とは言えないと思うし、日本でなくイタリアでも「女は家庭に」みたいな考えがあったんだと知った。
と同時に、男ってバカだなあとか女性から見て男性が可愛いと思うこともあるし、馬鹿馬鹿しいと見下す部分もあるだろうし、支えてあげなきゃいけないんだ、と好んでその"存在"になってる人もいる。狭い範囲内で多種多様な選択ができるのかもしれない。
就活生の友達の中には、「女性だから結婚もしたいし出産もしたい、そしたら必ず一度は仕事を休まなくてはならない、だったらもう旦那さん見つけて家庭に入るから、就職先も特にこだわらない」という子が思ったより多くて。
女性にもいろんな考え方があるなぁ、いろんな人がいるなぁ、そして男なら上手く行く、道もあるんだなぁと思いました。
全ての女性、ガンバレ！
