アカデミー賞発表直後に鑑賞。
「日本のスタジオジブリ制作アニメと、日本人原作で日本人俳優が多く出演の作品は、受賞できませんでした」というのが日本のニュース。
「日本えらい」とか「日本人の誇り」などどうもいい、知りたいのは全体の結果だ、と少しおこりながら出かけたが、オープニングでハッピーになった。
それこそ日本映画だと、演奏シーンがどうしてもクサくなってしまうが、これはテクノ風ジャズさえも格好いい。
踊りはもちろん、音の使い方も格好いい。
青とか黄色とか、原色そのままの服装も、セットの色彩もヴィヴィットでファンタジーを感じさせる。
ハリウッドの力、エンターテインメント映画の力を、そして音楽の力と夢を見られる作品だ。
「俺ちゃん」っていってた『デスプール』のライアン=ゴスリングが、再び渋い二枚目を演じて、画になる。
けっしてグラマーでないエマ=ストーンが、華奢な体で頑張る姿が、これまた画になる。
豊かな映画だ。