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ラ・ラ・ランドの地球へのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.4
大人の恋愛と夢を描いたミュージカル映画
 
主人公は1組の男女。
何度オーディションを受けても落ちてばかりの女優を目指す女性と、いつか自分の店を持ち思う存分ジャズを演奏したいと願っているピアニストの男性が出逢い、そして恋に落ちる。
典型的な「Boy Meets Girl」ストーリーである。
 
夢を追いかける美しさと、夢破れた現実のどちらも描かれている、そして反発した二人の切ない恋物語。
これだけでは暗い映画になりかねないが、二人の感情が高ぶればミュージカルに様変わりする。この瞬間、軽快な音楽と美しいダンスシーンが本作品を最高のエンターテイメントに昇華させていると思います。
 
ダンスシーンは長回しで撮影されており、観ている方にも緊張感が伝わると同時に、まるで現実ではない魔法の世界にいるような錯覚を覚える最高のパフォーマンスでした。
特に、天文台でのダンスシーンが一番お気に入りです
 
また、ストーリーは四季(4パート)とエピローグで構成されていまが、それぞれ異なる景色とステージで物語が進み、非常に感情移入し易い構成だったと思います。
 
ラストにはある仕掛けがあります。
ぜひ劇場で楽しんでください、ハッピーエンドと感じるか、バットエンドと感じるかは貴方しだいです、ご自分で楽しんで下さい。
 
映画タイトルの「ラ・ラ・ランド」には「現実離れした世界、おとぎの国」や「現実から遊離した精神状態」という意味もあるそうですが、まさに「魔法にかけられた大人のおとぎ話」でした。
そして何度でも観たくなる傑作ミュージカル映画でした。
 
公開後1ヵ月して字幕・鑑賞。
平日の夜の回でも満席でした、さすがに大ヒットしていました。
 
 
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