前作を復習しないまま見たけど、始まってすぐに思い出せた。そうそう、ヒーローが実在する世界でありながら、その存在が讃えられるだけではないという設定よね。
それって確かにあり得るかもね、この世界にヒーローがいたらさ。やっぱり人間ってマジョリティでいると安心できる生き物だし、異質なものを排除したい気持ちを消し去ることは難しいもの。
子どもならもちろん面白おかしく見られるだろうし、大人にはそういう皮肉やメッセージも感じられる。ディズニー・ピクサーの得意技、今作も遺憾なく発揮してるねー。出産を経た女性の仕事復帰、家庭内での性役割、「名もなき家事」とその分担、などなど。それに「スクリーン」をただ見てるだけで満足してる人々へ、スクリーン越しに問題提起してみたり。
主義主張なんてなーんもないアニメも私は大好きだけど、こうも巧みに組み込まれてると、面白いとかの前に感心せざるを得ないわ。
タイトル通り、Mr.インクレディブルとその家族のお話なんだけど、悪役側の家族にもストーリーがある。
子ども達も良いね〜。3人それぞれの個性と能力、素晴らしい。ジャックジャック最強だし。この子達を育てるのは大変だろうけど、ドラマチックな生活が送れそうだね。
「子育てってのはヒーロー並みの偉業」これは教科書に載せた方がいい名言。
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