このレビューはネタバレを含みます
シライサンをちょっと感じた。
例えばだけど感染元の元カレの本名をちゃんと警察に届けるとか、ヤった相手にも情報共有をして助け合ったり出来なかったのかな。
パニックになったティーンには難しかったかもしれないけど、トラウマから来る精神疾患の類いだと思わず周りが主人公を信じ助け続けてあげるのが良かった。
カメラワークとか音楽の入り方とか、古き良きホラーって感じがしてだいぶ好きだったな。性的な接触で感染するのはよく分からなかったけど。サキュバスか何か？
最後に見た光景が全裸の母親で、母親の姿をした何かに搾り取られて死ぬのグロすぎだった。
冒頭の女の子が鯱鉾みたいな死に方してたけど、死に方がバリエーションに富んでる予感だけ残して実の所2人しか亡くならなかったのは意外だった。これだけティーンがいたら全滅バッドエンドしか無いかなと思い込んでた。
これは余談だけど、序盤で何読んでるの？の問いに白痴って答えたから坂口安吾の白痴かと思ってどきどきしたけど普通にドストエフスキーのだよなと冷静になった。
主人公ちゃんの顔可愛かったし時間もテンポも丁度良く楽しかったな。
ただ屋根の上にいた全裸仁王立ち爺は何？さっきまでゆっくり歩を進めていたのに突然屋根に登るな。
