ミラベルと魔法だらけの家のなつ子のネタバレレビュー・内容・結末

夏に六本木でディズニーのイベントがあって、そこではじめてブルーノを歌を聞いた。
あの曲が大変素敵で、見たいと思ってた。

ミラベルが良い子であればあるほどこの子が感じてきた苦しみを想像して苦しくなってしまう。
授けられる魔法でその子の価値が決められるの残酷すぎる。
ミラベルが魔法を授からなかった時点で、今後こういうことが起きる可能性を考えて大衆の目前で行う儀式を身内だけのものにすれば良いのにそれすらも意地悪に感じてしまった。家族たちがミラベルの優しさに甘えてる。

とはじめは思ったけど、ミラベル以外の視点がわかると、みんな幸せそうに見えていただけで家族にも家族なりの悩みがあった。
虚勢で家族や他の住人の心と生活を支えてるパフォーマンスでもあったんだね。
力を持たない者は力に憧れ、力を持つ者は力の責任がある。

ルイーサののマインドがヒーローすぎて痺れた。魔法を授かったことがプレッシャーになってることをミラベルも知る。

イザベラのお部屋が可愛すぎる。
お花で溢れてた彼女の反発心がサボテンなのも可愛い。
政略結婚が嫌だったという本音をミラベルが知り、何の為の魔法なのか？という答えに辿りついたのが良かった。

ミラベルはおばあちゃんの過去を知り、家族みんなも何の為の魔法で、それがなくても変わらないと気付く。
町の人たちも今までのお返しとばかりに手を貸してくれる。そしてミラベルの手で家が戻り家族の絆も取り戻す。大団円を迎える。

テレビ版だからどこか端折られたりしてるのかもしれない。吹き替えで上手く翻訳されていないとも聞いた。
所々ご都合主義を感じてしまったり、ちょっと言葉足らずな部分もある気がする。

ブルーノが家族の目の届かないところで、独り机の上にお皿を描いたと思うと物悲しかった。

どの曲も素敵だったけど、何と評して良いのかわからない作品だった。