このレビューはネタバレを含みます
前々から観るつもりでクリップしていたが、優先順位があまり高くなくて長い間後回しになっていた映画。
邦題から楽しい映画かと思っていたが、予想に反して悲しい映画だったなあ…。仏語タイトルは『アウグスティヌスの受難』だから無理もないかも。1960年代、時代の波に洗われる修道女たちと彼女たちが運営する女子の寄宿学校。極寒ケベックの、晴れ渡る白銀の情景が非世俗的に美しい。細かい点はわからないけど、フランスの仏語とケベックの仏語はけっこう違う感じがした。
一番好きだったのは、ジャズ風バッハだったかな。アリスの弾く崩したショパンをもっと聴きたかった。
『天使にラブソングを』からのミスリードを狙った邦題だろうけど、全くコメディじゃないのでミスマッチでテーマ無視でどうなんでしょうか…。