気が付けばエンディング。あっという間に時間が過ぎた。こりゃ傑作だ。
ファンの評価が高いのも、公式が「ライダー映画史上最高」を謳うのも納得の出来。もう、映画冒頭で未来からきた車が、夜景をバックに有名なコクーンタワーの外壁に張り付いているシーンからワクワクが止まらない！あの来るぞ、これから何か起こるぞ感。最高にクールだ。
主人公・進ノ介の息子と名乗る少年が現れて、味方のはずの警察に追われて...と物語は息つく間もなくスピーディーに展開していく。近未来SFがたまらない。
上映時間が短いせいもあって、詳細が説明されない部分があるのは惜しいが、予想外のどんでん返しには素直に驚かされ、ハラハラした。警察とは何かをヒロイン・霧子が訴える場面や、変身アイテムかつ相棒・ベルトさんとの絆など胸熱シーンも満載。
見映えのする映画限定フォームを使用したアクションも、かなりカッコいいものになっていた。
同時上映のニンニンジャーは子供向け、ドライブは大人向けとはっきり棲み分けをしている印象だ。
唯一の不満は私が大好きなチェイサー(※3号ライダー)の出番が少ないことだったが、2回目を鑑賞した結果、少ない中にもTV 版からの精神的な成長があると感じられるようになった。
故に、ドライブファンならばこの映画はまず間違いなく楽しめると思う。
まだまだ何回も観れそうだ。
