デヴィッド・ボウイで始まり、リアーナの七変化で楽しんで、しめはその歌声。その他は、あいかわらず『フィフス・エレメント』風のリュックベッソン節。
クライヴ・オーウェンの悪役は、歴史修正主義者ってことで、ボコボコされちまうわけだけど、パンチを喰らわせるのがどことなくミラ・ジョボビッチを思わせるモデルのカーラ・デルヴィーニュってところが娯楽映画。
その相棒ヴァレリアン役のディン・デハーンは、どこかで見たよなと思ったら『クロニクル』(2012)の主演の坊やじゃないですか。映画としての新しさは断然そっち。ベッソンの映像は既視感だらけ。
それでもさすがにクオリティは高く、トヨタのレクサスのデザイナーなんかの協力を得ているという話をきくと、ああそうですか、なるほどねとは思うし、安心して気軽に楽しむことはできたかな。
いいんですよ、こういう映画があっても。勉強に疲れた受験生の息抜きとしては、ちょうどよい感じの作品だと思うのだけど、それ以上じゃないな。ぼくとしては、一番ドキドキしたのは、やっぱりデヴィッド・ボウイの歌声だし、「おおっ!」と声をあげたのはリアーナの登場であって、それ以外はほんと気楽な娯楽。
うん、ちょうど眠くなってきた。
ではおやすみなさい。