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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のNEWおっさんのレビュー・感想・評価

2.5
「完結編としては微妙なデキ。」

シリーズ3部作の完結編。前作「新世紀」の2年後が舞台。ここから初代「猿の惑星」に繋がる。

見る前は完結編と謳われているからには、人間VS猿の存亡をかけた戦争で、スケール大きく描かれるのかと思ったら、何故かシーザーと愉快な仲間達の珍道中みたいな前半に肩透かしを食らった。途中喋れない少女や賑やかしお調子者猿を拾っていくあたり余計そう感じる。

人間側のバックボーンが少ないのも難。一応何故人類は絶滅するのかとか、大佐の背景とかも語られるには語られるが、どうにもアッサリ感が否めない。雑な処理だなと思ったのはラストの米軍。どうやって退ける、あるいは逃げるのかと思ったら、まさかああくるとは。詳しくはネタバレで。

完結編としての壮大な物語を期待してた身としてはちょいこじんまりな枠に収まった感は否めないなあ。悪くはないんだが、微妙なデキであった。

—————ここからネタバレ————-





















雪崩が起きて米軍全滅て。いや、そんなん進軍する前に分かるでしょ。なんかマヌケ過ぎる絵面だった。

シーザーの最後も都合良く安住の地見つけて息絶えるってのもなんかご都合主義感満載。それを言えば脱出あたりからご都合主義感はあったけどさあ。てか今まで散々あれ以上の傷は食らってたくせにあれぐらいの傷で死ぬのかよ。毒でも塗ってたのか。