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バズ・ライトイヤーのNEWおっさんのレビュー・感想・評価

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)
3.0
「気が付けば62年経っていた」

「トイ・ストーリー」のバズ・ライトイヤーを主役にしたスピンオフ。監督は「トイ・ストーリー」シリーズの短編「トイ・ストーリー・オブ・テラー!」を手がけたアンガス・マクレーン。

これ、トイストーリーのおもちゃの持ち主である子供、アンディが好きだった映画の物語という設定なんで、本編のバズとは容姿も性格も全然違う。まあこれは良いとして、その性格改変が悪い方向に行っている。

なんていうか凄い独り善がりで周りに助けを求めないし、そもそも何回も宇宙へ行く必要性を感じない。普通に漂着した星で暮らしてる人達がいるし、62年も費やして何回も宇宙へ行く必要あったのか。任務任務て周りの人達のこと考えてないじゃん。

ストーリーは思いのほか本格SFしてて結構面白かったが、これ子供に理解できるのかってぐらいSF要素入れ過ぎてるし、急にストーリーに全然関係ないLGBTぶっこんで来るからこれホントにピクサーなのか?って驚いたわ。

不満ばかりになったけど、正直世間が言うほど自分は悪くはないデキと思った。バズ以外のキャラは個性あるしソックスも可愛いし、話もSF大活劇って感じで悪くはない。でもやっぱり前提として本編のバズを主役に据えて見たかったっていうのが本音かな。

最初なんでバズの吹き替え所ジョージじゃないんだと思ったが、この作品のバズは鈴木亮平で合ってたわ。そういう意味でもやっぱ本編とは切り離して見るべき。