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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のOhuのレビュー・感想・評価

3.4
チャールストン・ヘストン版の『猿の惑星(1968)』へと繋がる創世記〜新世紀と続いたシーザー三部作の最終作。
正味な話、このシリーズにそこまで思い入れがある訳ではなく、最近引っ張りだこのウディ・ハレルソン目当てで鑑賞。
やはり見どころの視覚効果の進歩は目覚ましく、エイプ達の挙動が兎に角リアルでした。
あらすじは妻子を大佐に殺され、前作のコバの様に復讐の鬼と化すシーザー。
リーダーとしての葛藤なども色々と描かれていましたが、大半が私怨に駆られるというストレートな展開がちょっと物足りなく感じました。
大佐役のウディ・ハレルソンもエイプ側から“人間を超えた存在”と盛り上げるも、特にこれといって何もなく地味だったし。ハンス・ランダ大佐の様に、もう少し執拗な敵役に徹して欲しかったかも。
良かった点は、子役のアミア・ミラーが可愛いかったこと。
オリジナル版の原作者が戦時中に捕虜となった体験談をベースにしているだけに、強制収容所が出て来るのも良かったかな。
まぁ、猿=日本人には見えなかったけど
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