アズマロルヴァケル

ウソはホントの恋のはじまりのアズマロルヴァケルのレビュー・感想・評価

3.4
「カリコレ2016」上映作品

映画のノベライズ本を書いているしがない小説家のサムがカフェ店員のバーディーに片想いしているがうまくいかず、ある日、同じカフェの店員のストラードからSNSで調べるべきと言われフェイスブックを開き、更に同居しているエリオットから望み通りの男になれと言われてバーディーと同じ趣味試行を持って彼女に接近する話。

個人的には「ペット 檻の中の乙女」の逆バージョンと思っちゃう作品で、この映画と「ペット 檻の中の乙女」は主人公がどっちもSNSで好きな人にアプローチしているところがちょっと似ています。

で、内容や演出はちょっと日本の恋愛ドラマにありそうなベタかつストレートなところがあって普通に良く、ちょっとした下ネタもありますが、悪くはなかったです。

笑えるところとしたらスター・ウォーズのレイア姫でマスかくエリオットが笑えました。今時レイア姫でオカズにする人なんかあんたしかいねえよ!と思いましたよ。

ただ、あくまでも好きな人のFacebookで接近しているにも関わらず、ラストはそんなに上手くいくのかなあと疑問が残ります。勿論バーディーがポジティブで心の器が広かったと多分思うのですが、実際に気になる人に会ってそれをマネするとなるとどうなの?と思って仕方がなかったですね。やったとしても疲れて正直にやり過ごすかSNSをブロックされるかしかないのでしょうか。

でも、普通に面白かったので悪くはないのですが、社交ダンス教室でバーディーを狙っていた老人レイウッドとジョークをかますカフェ店員のストラードのキャラがやや弱いのが惜しいなあ。