Masato

エベレスト3DのMasatoのレビュー・感想・評価

エベレスト3D(2015年製作の映画)
4.3
実話だからこその重み

いやぁ、やっぱり実話ってだけでこんなに重くなる話なのかね〜

1996年に起きた大遭難事故を映画化。

登山なんてもっぱら、山について全然知らないトーシローな私には、エベレストについて色んなことを知れました。
まず、ロブホールさんがやっていた登山ガイド商売について、およそ700万円ほどかかるというのがびっくりしました。
ネパールに払う保険など、いろんなものを含めて700万。とても高額ですね。それでも、惹かれる魅力がエベレストにはあるのですね。
そして、登頂の前に体を慣らすために、3回ほど登り降りしたり、1ヶ月間程訓練するということ。ある程度知ってる人でも当たり前なのかもしれませんが、私にとってはへぇ〜という感じでした。

映画としては、前半の本題の事故が起こるまでは少し長いので、少々退屈気味。けど、充分なまでに、エベレストの壮観なる景色や、行くまでの過程を踏み続けていくので、楽しいっちゃあ楽しい。
後半の本題の事故は、とても緊迫した雰囲気で、いつ死ぬか分からない怖さが襲います。色んなミスが重なり、天災が起き、とても過酷なサバイバルです。
実話ということもあるので、この映画は自然が容赦なく人を蹴落とします。
そして、実話特有の最後のアレは心を重くします。
人が山に執着するのは、エベレストの魅力や、自分のプライドや、使命のためにというものもあるが、このエベレストの登山隊は、お金に執着してしまったというのもあります。約700万円という高額なお金を支払って行っているのですから、簡単には諦められません。だから、無茶な事をしてしまったのではないかと思います。
そこで諦めるかは自分の意思次第ですのて、どうこう言える筋合いは私にはありませんが。

スタッフは撮影に苦労したそうで、1日間違えてたら雪崩にあってたそうです。キャストは豪華有名人揃い、脇役にも色んな有名な人使ってるので、キャスティングは華やかな映画です。
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