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野獣暁に死すのドントのレビュー・感想・評価

野獣暁に死す(1968年製作の映画)
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68年。(なぜか)仲代達矢が悪役の親玉を演じているマカロニ・ウエスタン。お話はシンプルかつわかりやすく暴力も少なめで暗くない復讐劇。
音楽も味付けもあっさりめなのだが、一人だけ明らかにオーラが違う仲代がいることで何やらヌメッとした印象を残す。演技も濃いし。なぜか山刀使うし。
かっこよい冒頭、多彩な仲間集め、追跡、敵を一人ずつ潰していく終盤など、きちんと丁寧に描かれていて綺麗な仕上がりなのだが、その分マカロニらしい乱暴さ、ダイナミズムに欠けるモッタリした感触。回想場面がモノクロなのにはちょっと笑ってしまった。こぢんまりとよくできたマカロニ西部劇。
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