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イコライザー2のAPOのレビュー・感想・評価

イコライザー2(2018年製作の映画)
3.9
Be the best of yourself.


歳取って少し丸くなったデンゼル・ワシントン。貫禄は凄まじい。

相変わらずの正義感で、困っている人々に救いの手を貸すロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)。今はウーバードライバーとして働く。
元CIAでチームとして働いていたスーザン(メリッサ・レオ)が殺害され復讐に燃えるロバート。


冒頭、お爺さんをCopy Centerまで届けた際、お爺さんの捨て台詞でアドバイスを発するシーン。
"Always be nice to anyboby who has access to your toothbrush."
気になって調べた。

It means if you are not "kind to people who have access to your toothbrush" they might get P.O.'d and put something nasty on it . . . . and most toothbrushes are kept by the sink in a bathroom.
らしい。(引用: Quora, James T. Stewartさん)
自分の歯ブラシに近付ける者には親切にしておかないと、歯ブラシにどんなことされるか分からない、というニュアンス。口に入れる物を汚されたり、毒を盛られたりと。他言語には面白い表現がたくさんある。

P.O.'d : pissed off


マイルズへの教え。
外れそうになっている若者を正してあげる。
自分のやろうとしていることの怖さを身をもって体感させる荒々しくも立派な教え方。



(以下ネタバレ含む)


CIAの印象が変わってしまいそう。彼らの "仕事" を熟すべき人物はロバートのような人間性や考え方、それと正義感がある人でないといけないように思う。見た人からしたらただの殺人者。お偉いさんの都合の良いようにことを運ぶ為の犬でしかない、とも言えてしまう。
身内に、しかもチームだと思っていた仲間に殺されたスーザン。ロバートも同様に元チームとの互いにプロフェッショナル同士の戦い。緊迫感が半端なかった。


ロバートを暗殺しにアパートに敵が忍び込んで来た際、マイルズが隠れて難なく乗り過ごしたかと思ったが、敵が去った直後に出て行ってしまい捕まる。
隠れ場所から出て行くのはや過ぎるだろと思いながら、これは結局捕まってしまう展開だとすぐに察しがついた。
マイルズには平和な世界が似合う。


ロバートが自身の歯ブラシに近づけたのはマイルズとスーザンだった。
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