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ザ・ファブル 殺さない殺し屋のAPOのレビュー・感想・評価

3.8
コンプリート!


前作に引き続き、主人公佐藤明を演じる岡田准一のアクション(コメディ)映画面白かった。

本作は基本的に昼間のシーンが多く、大きなアクションが基本的に明るく観やすかった印象。

冒頭から、4年前の殺しのシーンで、立体駐車場でのカーアクションは凄まじかった。『BABY DRIVER』でのカーアクションに匹敵するくらい、本作はどこかリアルで迫力満載。このシーンのメイキング映像をチラッと観たが、岡田准一の凄さを改めて思い知った。
アパートの鉄骨足場を使ったアクションの数々は必見。

本作でのキーパーソン佐羽ヒナコを演じた平手友梨奈も終始良い演技だった。彼女の表情にはどこか惹きつけられる。

木村文乃の8秒で鈴木を締め上げるアクションシーンは爽快。こういうアクションシーンの裏に、役者陣と制作側の努力の賜物を大いに感じる。

そしてダークホースのウツホを演じた堤真一はピカイチ。表向きは子供を守るNPO団体と名乗り、正体は極悪非道のビジネスで金を稼ぐ最低最狂野郎をめちゃめちゃ素晴らしく演じていた。


前作よりも全体のコメディ色は薄くなった印象だが、期待を裏切らないジャッカル富岡(宮川大輔)。相手役が橋本まなみというのもなんか良かった。佐藤二朗の笑い方に釣られ笑い。
あと、佐藤には一生猫舌でいてほしい。

やっぱりサプレッサ銃の音が気持ちいい。
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