APO

15時17分、パリ行きのAPOのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
3.7
94分で上手くまとまっていた良作。

実話を基に、主人公たちに役者を生業にしていない実際の人物たちを起用して作られた本作。幼馴染3人がたまたま乗り合わせた列車でテロが起こり、大虐殺を未然に防いだサクセスストーリー。
いわばドキュメンタリーとも受け取れる。

スペンサーの、"人の役に立ちたい"という情熱がすごく伝わってきた。事実、事件を最小限に防いだ功績と共に、その人間性に対して最後に勲章が与えられていたのが印象的だった。

スペンサーの成長過程で修得したことがまんま役に立ち、人を助けることになった。
物語の描き方が丁寧で、緊迫した列車でのシーンも迫力があり見応えありだった。

いざとなったら行動できる人間は本当に限られている。日頃からの準備や訓練が何事にも重要だなと改めて。
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