ビターチョコ

ペットのビターチョコのレビュー・感想・評価

ペット(2016年製作の映画)
3.0
2016年の映画。
アメリカのCGアニメーション映画。
可愛くて楽しいアニメーション映画。
カラフルで、デフォルメされた動物たちが暴れまくる、とても賑やかで楽しいアニメーション作品(公開後、すぐ続編も作られた)。

●あらすじ
小型犬が飼い主と仲良く暮らしていたが、突然、大型犬がやってきた。2匹の犬は互いに主張し合って喧嘩になり、ついに大きなトラブルが発生する!

90分弱と短めの映画。
ずっと騒がしい映画。
ずっと楽しかった!
でも楽しい「だけ」だった。

映像的には好きな映画。
だから再見したいと思った映画。
気に入ったキャラが複数いたし、また観たい映画。でも物足りない映画。メインキャラの2匹の犬が静かに語り合うシーンはあるが、手馴れた作り手が「いつものように」作っただけ……の映画だった。だから(私にとって)作家性が全く感じられない映画。


●余談
DVDには特典が多数ある。
・スタッフ
・キャスト(まだ観ていない)
・歌
・うさぎのシーン集、などなど
だがなぜか、パッケージに何も書かれていない(不思議だ)。

大資本の映画は、どうやって作られる?
失敗は許されないから、お金と時間をかけてマーケティングをした上で企画するのだろう。つまり、「作者のパッション」が反映されるのじゃなく、「大ヒット作を作ろう」が最優先のコンセプトになる傾向が強く、だから当然、経営者主導の映画になり、そして面白くない映画になることが多いようだ。

犬と、猫と、鳥と、ウサギが出てくる。さらに、豚、カメレオン、ワニ、蛇など、本当に多種多様な動物たちが「すごい数」出てくる。目で追うのが大変なくらい、いっぱい出てくるシーンが何度も何度もある。

まさに見世物だ!
悪口に聞こえたかもしれないが、映画は見世物でいいのだ! この映画は完全に子供向けで、子供たちはみんな楽しんだはずで、だから大成功の映画だろう。大人が観るのは自由だが、大人の視点で(大人向けの映画と比較して)語ってはいけない映画だと(私は)考えている。

荒唐無稽なシーンが続く。
というか、荒唐無稽120%の映画。
苦言がある。自動車の暴走シーンが何度もあった。真似する人はいないだろうが、ちょっと気になった。

ところで私は絵を描く。その参考のためにも再見したい。レンタル落ちDVDを購入して、何年も観ていなかった。もっと早く観れば良かったと(ちょっと)後悔している。

●さらに余談
続編はどんな展開なんだろう?
ちょっと気になるが、たぶん、退屈な内容の気がする。これからちょっと調べてみたい。予告を観れば早いだろう。