たつかわ

スパイダーマン:ホームカミングのたつかわのレビュー・感想・評価

4.0


今回のスパイダーマンは、スターク社にトニー・スタークの強い推薦で
インターンシップの身ではあるものの、スパイダーマン見習いになり、
あまり乗り気でないが「キックアス」のように1人自警団として
活動するところから始まる。

本作のジョンワッツ監督は、前作の「コップカー」では子供二人が主役で、
ケビン・ベーコンが悪い保安官役を演じる低予算で88分の佳作。
子供が怖い大人に出会うのは、本作の主人公とトニースタークとの関係そして
主人公とバルチャーとの関係とも重なる。
それを観たマーベルから呼ばれ、プレゼンを重ねた結果、
監督前作の何十倍もしくは何百倍という予算の映画に大抜擢されるという
トニー・スタークが主人公を推薦したように
監督もそしてこの大抜擢は大成功している。

バットマンやバードマンであったマイケルキートンのキャスティングに
ニヤリとさせ、アイアンマンシリーズ以来のジョン・ファブローが
復帰し、トニー・スタークの運転手兼主人公の管理人、
そして本作のコメディリリーフとして登場している。

シビルウォーと比べると、本作は様々なヒーローが登場することはないので
「一見さんお断り」という形ではなく間口の広い作品だと思います。
また、地球規模の大きなお話ではないところが
マーベルらしくなく新鮮でした。

おススメです。
たつかわ

たつかわ