日本語タイトル、いつもの事だけれどもよろしくないね。これじゃ興味惹かれない。
ツール・ド・フランスには特に興味なく、この事件も存在も知らなかった無知。
ガンを克服し、7年連続総合優勝の偉業を成し遂げたチャンピオンはドーピングをやっていたのかいなかったのか…という描き方では無く、そういう道に突き進んでいく様を描く人間物語だった。
おそらく、お母様が喜ぶように、強く、精神力で、負けずに戦ってきた子供時代そのまんまの状態でひたすらペダルを漕ぎ続けてきた結果。
善悪ではなく、見つかろうが押し切り突き進むだけの絶対的な力を！
維持する精神力を保つのも大変だったろうなと。ある種、病的な物を感じつつ理解できなくもないなと思ってしまった。
力強さと力の方向と愚かさと弱さが1人の選手の人生を通して描かれた名作
