実録ドーピングもの。
どこにも、感情を寄り添えず、ドキュメンタリーのように淡々と見る。
ただ、この主人公がガンを克服して、ツール・ド・フランスを7連覇をしたというところがみそなんだろう。
絶頂期にいたアームストロングが
「映画化したら、ギレンホールがいいな」って言っていたけど、ガンから生還して、
「何をしても優勝したい!」て、取り憑かれた感じは、まるでギレンホールみたいだった。
確かに、ドーピングはいけないことなんだろうけど、後半は悪役そのものなんだけど、、、
何か最後はかわいそうになっちゃった、
だって、線引きって難しいよね。
僕らがスーパースターと崇めていたアスリートの中にも、アームストロングと同じような人もいるかもしれない。
深く考えると、ドーピング=悪、って一概にまとめられない気持ちも残る。
さて、映画としては、手堅いという感じかな。
出来事のショッキングさに対して、映画的なショッキングさはあまりなかった。