ものすごく最低で、ものすごく愛おしいクリスマス・イヴ
出てくる人みんな どこかがクズでサイテーなんだけど、だからこそみんな愛おしくて、眩しくて、大好きです。
とにかくハイテンポで、ポップで、緩急もあって、全然飽きずに観てられるし、
群像劇としてもそれぞれが合流するクライマックスは、その人間の ある種の滑稽さについつい笑ってしまうんですなぁ。
全編iPhone撮影
もちろん専用のレンズなどを使っているんだと思うんですけど、それ以上にカラーグレーディングを丁寧にやっていて、
iPhone撮影なんだけど、あまりそれを主張してこないのがすごいな〜と。
なんていうんですかね
iPhoneで撮ってることを偉そうにしてないといいますか、
それでいて、ちゃんと映画全体の勢いに拍車をかける荒削り感としてのiPhone撮影が機能していて
物語よりも手法が前に出てきてないのが好感を持ちました。
みんながダメな自分と向き合って、ダメな他者とぶつかり合って、
そうして迎えるクリスマス
L.A.の日差しと雑踏と、なんだかすべてが愛おしく思えてきますね。
ラストが最高です。